4月下旬からの新規開講講座についてこちらのリンクでご案内しています。まだ全然希望者がいないので、ぜひともお問い合わせください。興味がありそうな方に教えていただければ幸いです。全くの初心者向けの入門講座から、A1、A2、B1、B2の講座まで取り揃えております。お問い合わせのページからでも、このページの上下に表示があるメールアドレスからでも結構です。

油川フランス語・英語教室は青森市にありますが、フランス語オンライン講座は世界中どこからでも受講できます。今回は4月11日から4月16日までの授業の内容をご紹介しますので、受講をお考えの方は参考にしてください。どの授業も無料見学できます。オンラインばかりでなく対面授業も新規受付をしています。青森在住の方はお気軽にご相談ください。

この油川フランス語・英語教室では、日本語の教科書を使ったフランス語入門レベルから、フランス語のみの教科書を使ったA1、A2、B1、B2レベルまで、Zoomを使ったフランス語オンライン講座を開講しております。1回90分、月4回の授業で、月謝は12,000円です。

入門者用のフランス語入門授業は週2回行っていて、月曜日午後5時半から7時の授業と、土曜日午後4時30から6時のものがあります。
この授業では『アクティブに学ぶフランス語文法』(アルマ出版)という教科書を使っています。

フランス語入門 4月11日(月)17:30~19:00

今回は前回の続きで単純未来についての勉強をしました。単純未来についてもこれから勉強する条件法現在についても同様ですが、不定詞の語尾が-erである第一群規則動詞は、不定詞に共通の語尾をつけることによって活用できます。
前回も掲載しましたが、「考える」という意味の動詞penserの単純未来の活用は以下のようになります。

単純未来語尾を切り離した形avoirの直説法現在
je penseraije penser + aij'ai
tu penserastu penser + astu as
il penserail penser + ail a
elle penseraelle penser + aelle a
nous penseronsnous penser + onsnous avons
vous penserezvous penser + ezvous avez
ils penserontils penser + ontils ont
elles penserontelles penser + ontelles ont

しかしこのタイプの規則動詞にもいくつか例外があり、特に不定詞の後ろから二番目の音節の母音がアクサンなしのEであるものについては注意が必要です。たとえば「買う」という意味の動詞acheterのjeを主語にした単純未来の活用は、もしこれに直接活用語尾をつけるとすれば*j’acheteraiとなります。例外があるとはいえ、一つの仏単語の中にアクサンがつかない脱落性のE(e caduc)を含む音節が二つ続くことは稀であり、きわめて読みにくいものです。脱落性のEをもつ音節の一つ前の音節もまた脱落性のEであるとき、ここにアクサングラーヴをつけます。こうすることでj’achèteraiという正しい活用形になるのです。
直説法単純未来直説法現在
j'achèteraij'achète
tu achèterastu achètes
il achèterail achète
elle achèteraelle achète
nous achèteronsnous achetons
vous achèterezvous achetez
ils achèterontils achètent
elles achèterontelles achètent

直説法現在においても、jeを主語にした活用は*j’acheteではなくてj’achèteでした。フランス語では必ず最後の音節にアクセントが来るので、語末の脱落性のEが落ちるとその前のEに強勢が来ることになりますが、脱落性のEに強勢が来ることはごく稀な例外を除くとほぼありえないので、このEにアクサングラーヴをつけるのです。一方、直説法現在のnous achetons、vous achetezの活用においては、脱落性のEを含む音節が連続しないので、アクサングラーヴは現れません。Vous achetezのZの前のEは狭いエで発音される母音であって、脱落性のEではありません。複数形のS以外の子音で閉じられた音節のEはアクサンがなくてもエと読むのです。
また、第一群規則動詞の中で、不定詞の最後から二つ目の音節の母音がアクサンテギュのついたÉであるものについても若干の注意が必要だと言えるかもしれません。基本的には他の-er型動詞と同様に、不定詞に活用語尾をつけることによって単純未来の活用ができますが、発音上はこのアクサンテギュがついたÉが狭いエではなくて広いエで発音されるのです。1990年の正書法改革では、発音に合わせるためにこのÉを広いエを表すアクサングラーヴがついたÈにすることが提案されました。たとえば「~の方を好む」という意味の動詞préférerの活用は次のようになります。
単純未来(従来の正書法)単純未来(改革正書法)直説法現在
je préféreraije préfèreraije préfère
tu préférerastu préfèrerastu préfères
il préférerail préfèrerail préfère
elle préféreraelle préfèreraelle préfère
nous préféreronsnous préfèreronsnous préférons
vous préférereznous préfèrerezvous préférez
ils préférerontils préfèrerontils préfèrent
elles préférerontelles préfèrerontelles préfèrent

1990年の正書法改革はあまり評判がよくありませんが、これらの活用の新正書法については発音と一致した書記法になっているので違和感がなく、広く採用されているようです。ちなみに今のところ従来の正書法と1990年の正書法は両方とも正しいとされていて、将来にどちらが大勢を占めて正しいものとされるかは時代が決めるものとされています。今のところは従来の正書法と1990年の正書法を混ぜないようにして書くように気をつけるのがよいでしょう。

この授業の生徒さんは現在2名です。新規開講の授業に興味がある方は見学できますのでお問い合わせください。

フランス語入門 4月16日(土)16:30~18:00

こちらの授業では第15課「単純未来と条件法現在」を終わらせた後で第16課「中性代名詞enとy」に入りました。今回は上に挙げた動詞の条件法現在の活用をここで見ておきましょう。

acheterpréférer(従来の正書法)préférer(改革正書法)
j'achèteraisje préféreraisje préfèrerais
tu achèteraistu préféreraistu préfèrerais
il achèteraitil préféreraitil préfèrerait
elle achèteraitelle préféreraitelle préfèrerait
nous achèterionsnous préférerionsnous préfèrerions
vous achèteriezvous préféreriezvous préfèreriez
ils achèteraientils préféreraientils préfèreraient
elles achèteraientelles préféreraientelles préfèreraient

フランス語入門の授業は春から新規開講を予定しています。フランス語の勉強を始めてみたいという人、むかし少し勉強したけれどもう一度チャレンジしてみたいという方は是非ともお問い合わせください。

A1、A2、B1、B2の講座ではCLE InternationalのTendancesというシリーズの教科書を使います。また、A2以上の授業では毎回最初にディクテがあります

フランス語初級会話(A1)4月14日(木)19:30~21:00

いつもは月曜日の授業ですが、今週は変更して木曜日でした。

Unité 9 Se loger – Leçon 1 – Choisir son environnement
第9ユニット 住む 第1課 住環境を選ぶ

第8ユニットのまとめを終わらせてから新しいユニットに入り、マリークレール荘に住む中心人物たちの将来に関するスキットを観ました。

今回は1970年ブルターニュのキブロンに生まれた歌手、ベルトラン・ブランの2015年の歌Folle, folle, folleを聴きました。低音のヴォーカルが魅力的な歌手の少し不思議な歌です。

A1の授業は毎週月曜日19時30分から21時で、生徒さんは今一人だけです。春から新規開講を予定しています。興味がある方は是非ともお問い合わせください。見学もできます。

A2レベルの授業は週2回、水曜日午後7時から8時半までと、土曜日午後2時45分から4時15分までです。水曜日の授業は今後金曜日午後6時から7時半の時間帯に引っ越します。

フランス語A2 4月13日(水)19:00~20:30

Unité 4 – Leçon 2 – Comprendre un fait divers
第4ユニット第2課 三面記事を理解する

前回の続きで、何かの事件を語るときに使う表現を学びました。
Qu’est-ce qui s’est passé ?
Qu’est-ce qui est arrivé ?
Qu’est-ce qui vous est arrivé ?
この文のvousは直接目的補語(COD)ではなくて間接目的補語(COI)なので、vousの性数によって過去分詞arrivéは変化しないことに気をつけてください。
Des inondations ont eu lieu dans le sud.
Une explosion s’est produite, hier à 22 h, dans une rue de Nice.
Une manifestation s’est déroulée hier après-midi, place de la Nation.
この最後の文のように、「~広場で」、「~通りで」などの住所に使われる通りなどの名詞(odonyme)の前では前置詞と冠詞が省略されることがあります。

この授業の生徒は現在二名です。次回から木曜日午後6時から7時半になるので、見学してみたい方はお問い合わせください。

フランス語A2 4月16日(土)14:45~16:15

Unité 6 – Leçon 3 – Voir un spectacle
第6ユニット第3課 演し物を見る

前の課の練習問題を終わらせて新しい課に入りました。三本の映画の紹介文を読みました。以下はセドリック・クラピッシュ監督の2005年の映画『ロシアン・ドールズ(Les Poupées russes)』に関する文章です。題名はマトリョーシカ人形のことですね。

Les Poupées russes
Suite de L’Auberge espagnole qui racontait la vie d’un groupe d’étudiants originaires de différents pays d’Europe et vivant en colocation dans un appartement de Barcelone.
Dans Les Poupées russes, on retrouve Xavier. Il écrit des autobiographies pour le gens célèbres. Il voit toujours Martine, qui a eu un enfant avec un autre homme, mais habite chez Isabelle, sa meilleure amie. Il est engagé par une top-modèle anglaise qui veut écrire son autobiographie et qui n’est pas insensible à son charme. Lors de ses voyages en Angleterre, il retrouve Wendy, une ancienne colocataire de Barcelone. Il se sent très attiré, mais il hésite…

この授業の生徒は現在一名です。
以上二つのA2の授業について興味がある方は是非ともお問い合わせください。見学もできます。春から新規開講を予定しています。

フランス語B1 土曜日13:00~14:30
フランス語B2 土曜日10:30~12:00

B1とB2については春から新規開講を予定しています。

現在の時間割は下の表の通りです。黄色がオンライン講座になります。青色は4月から新規開講のオンライン講座です。時間割の空いている時間で新規開講を予定していますので、ご希望がありましたらお気軽にお問い合わせください。

以上の授業に興味がある方はこのサイトのお問い合わせページ、あるいはこのページの上下にあるメールアドレスからお気軽にお問い合わせください。料金は90分の授業がひと月4回で12,000円です。よろしくお願いいたします。


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