講談社のオンライン雑誌、クーリエ・ジャポンで新しい翻訳記事が公開されました。
「写真映えの裏で崩壊する暮らし… モンマルトルを襲うオーバーツーリズム」というものです。ルモンド紙に掲載された記事の翻訳で、オーバーツーリズムの問題は日本人にとっても他人事ではないと考える人も多いでしょう。オーバーツーリズムには何らかの対策が必要かもしれませんが、それと移民問題ははっきりと区別して考えるべきですね。
クーリエ・ジャポンの会員限定記事は途中までしか読めませんが、登録すれば無料会員でも月2本まで会員限定記事が読めるのでご利用ください。
青森市にある油川フランス語・英語教室ではオンライン講座を開講していますので、世界中どこからでも受講できます。使いやすいZoomを使った講座なので、Zoomをインストールしてもらえば誰でも簡単に受けられます。
オンラインばかりでなく対面授業も新規受付をしていますので、青森在住の方はお気軽にご相談ください。
水曜日と日曜日の午前10時30分~12時の時間の授業は「フランス語の絵本を読む」と「フランス語の発音」です。いずれも月2回の隔週授業です。
「フランス語の絵本を読む」の授業では、フランスの6~10歳の子供向け月刊誌、Je lis déjàに掲載された絵本を読みます。現在は頭が禿げた男性とその頭にとまった小鳥の物語、Un oiseau juste làを読んでいます。冒頭数ページがこちらのリンクで読めます。フランス語の文法を一通り終わらせた方向けの授業です。文法や単語ばかり勉強していても有機的な語学力は身につかないので、命が通った文章を読んでみましょう。何よりもその方が楽しく学習できます。単にフランス語の絵本を読んでみたい方にもお勧めです。

「フランス語の発音」の授業では初級者向け発音練習のテキスト、Phonétique progressive du français (débutant), CLE Internationalを使いますが、フランス語版に準拠した日本語のテキストも使います。最初の数課のテキストをこちらのリンクからご覧ください。外国語学習においてリズムがとても大切なものなので、最初はフランス語のリズムから勉強します。
水曜日午後1時30分~3時と土曜日午後4時30分~6時は「フランス語の新聞・雑誌を読む」です。現代の時事フランス語に親しむことを目的とした授業です。あくまで文章の正確な理解を目的とした語学の授業です。だいたい仏検2級レベル以上の方向けです。
木曜日午前10時30分~12時と日曜日午後1時~2時30分は「中級読みもの」の授業で、「フランスの中学生新聞」と「フランスの子供向け歴史物語」の授業をそれぞれ隔週で行います。
いずれもテキストのサンプルはこちらのリンクからご覧になれます。
以上のいずれの授業についても興味がある方はご連絡ください。隔週授業については二つのうち一つだけ受けることも両方受けることもできます。詳細はこちらのブログをご覧ください。
現在開講中の授業について、詳しくはページ上の「フランス語オンライン講座」(このリンクもクリックできます)のタブをご覧ください。
今回は10月6日から10月11日までの授業の内容をご紹介しますので、受講をお考えの方は参考にしてください。どの授業も無料見学できます。

濃い青で示しているのはまだ教科書が最初の方の授業ですので、これからでも参加できます。フランス文学の授業も随時生徒を募集しています。
教科書は主にフランスの出版社CLE InternationalのTendancesというものを用います。それぞれのレベルの冒頭数ページのPDFがこちらのリンクからご覧になれますのでご利用ください。
毎週火曜日午後7時30分から9時の時間は「原語で親しむフランス文学」です。この授業では以前フランスの高校で用いられていた仏文学の教科書で、仏文学アンソロジーでもあるラガルド・エ・ミシャールを使い、さまざまな作家の作品の抜粋とその解説を読んでいきます。参加者には音読と仏文和訳が求められます。特に参加基準はありませんが、だいたい仏検二級程度以上のフランス語力が必要とされるかと思います。詳しくはこちらのブログ記事をご覧ください。
原語で親しむフランス文学 10月7日(火)19:30~21:00
今回はアナトール・フランスが1895年から1900年にかけて連載した全4巻の新聞小説『現代史(L’Histoire contemporaine)』の第1巻、「散歩道の楡の木(L’Orme du Mail)」の抜粋を読みました。カルチエ・ド・シャルモ将軍(général Cartier de Chalmot)という架空の軍人の人物像が描かれますが、皮肉に満ちた描写が小気味よく感じられます。この第三共和政期の将軍はキリスト教徒の頑固な王党派で、共和国がどのような政策をとっているのかも知らないのにそれを否認し、もはや存在しない君主に忠誠を誓っています。それがカルノー大統領(こちらは実在の人物)と出会った途端、何の理由もなく突然宗旨変えしてしまうというエピソードがここで語られています。
On savait que le général Cartier de Chalmot restait dans le fond de son cœur fidèle à la royauté. On savait moins qu’un jour de l’année 1893, il avait reçu au cœur un de ces coups comparables à ceux que les chrétiens disent frappés par la grâce et qui mettent au dedans de l’homme, avec la force du tonnerre, une douceur inattendue et profonde.
(訳)カルチエ・ド・シャルモ将軍が心の奥では王国に忠誠を誓ったままであることは知られていた。それと比べると知られていなかったことは、1893年のある日、将軍が心に大変な衝撃を受けたということだ。それはキリスト教徒が恩寵に打たれるというときの衝撃と比肩しうるもので、人間のうちに雷鳴のような強さをもって予期もしなかった深い甘美さをもたらすものである。
まず一つ目の文でOn savait queといわれ、その時代の周知の事実が述べられますが、その次の文でOn savait moins queとそれに比べて知られていなかったことが付け加えられます。ここではmoinsの比較の対象は前の文であり、moinsの直後にあるqueは動詞savoirが直接目的補語としてとるque節を示すものです。
ここのceux que les chrétiens disent frappés par la grâceは意味がとりにくくはないですが、文法的に正確に理解するのは少し難しいかもしれません。動詞direには「dire+直接目的補語+属詞」で「~が~であると言う」を意味するappelerに似た用法があり、ここではこの直接目的補語ceux(=ces coups)が関係代名詞queの先行詞になっていて、属詞に当たるのがfrappésであると理解することができます。「キリスト教徒が恩寵に打たれたものであるというその衝撃」ということになりますね。
この授業の生徒は現在三名です。興味がある方はご遠慮なくお問い合わせください。オンラインでの無料体験授業、見学ができます。
水曜日午前10時30分から12時の時間は隔週で「フランス語の発音」のクラスを開講します。興味がある方はお問い合わせください。
フランスの新聞・雑誌を読む 10月8日(水)13:30~15:00
この授業は今回お休みでした。この授業の生徒は現在二名です。興味がある方はご遠慮なくお問い合わせください。オンラインでの無料体験授業、見学ができます。
フランス語入門は月曜日午後3時30分~5時で新規開講します。フランス語の勉強を始めてみたいという人、むかし少し勉強したけれどもう一度チャレンジしてみたいという方はぜひともお問い合わせください。この授業では『アクティブに学ぶフランス語文法』(アルマ出版)という教科書を使います。興味がある方はお問い合わせください。
フランス語A1の現在開講中の授業は火曜日午後1時~2時30分です。
フランス語A1 10月7日(火)13:00~14:30
Unité 4 – Leçon 4 – Faire un pique-nique
第4ユニット第4課 ピクニックする
この課では部分冠詞の使い方を勉強します。これは適切な冠詞を空所に入れる問題ですが、部分冠詞だけを使うとは限りません。
Complétez avec un article.
Recette
Pour le repas de midi, je fais une salade avec … salade verte, … tomates, … œufs, … jambon, … olives et … vinaigrette.
À l’apéritif
— Qu’est-ce que tu veux boire ? J’ai … bière, … coca et … jus d’orange.
— Je n’aime pas … bière. Je vais prendre … coca.
現在この授業の生徒は二名です。
フランス語初級会話A1レベルのオンライン授業に興味がある方はお問い合わせください。無料見学ができます。
フランス語A2の授業は土曜日午前10時30分~12時、木曜日午後7時30分~9時の二コマです。土曜日の授業の授業はまだ教科書が最初の方なので、興味がある方はぜひとも都合がよい時間を選んでお問い合わせください。
フランス語A2 10月11日(土)10:30~12:00
今回は東北旅行中の生徒さんが教室に立ち寄ってくれたので対面授業でした。
Unité 3 – Leçon 3 – Observer un règlement
第3ユニット第3課 規則を守る
前回の続きで、接続法現在の勉強をしました。以下の社内規則を例に倣ってil fautを使った対話に書き換えてみてください。
例
— Il faut que tu respectes les horaires.
— D’accord. Il faut que je respecte les horaires.
RÈGLEMENT DE L’ENTREPRISE
Respecter les horaires de travail.
Ne pas fumer.
Être habillé correctement.
Ne pas faire de pause de plus de 15 minutes.
Ne pas utiliser son ordinateur pour son usage personnel.
Ne pas utiliser son portable pendant les réunions.
現在この授業の生徒は一人だけです。
教科書がまだ最初の方なので、フランス語初級会話のオンライン授業(A2レベル)に興味がある方はぜひお早めにお問い合わせください。無料体験授業、見学ができます。
フランス語A2 10月9日(木)19:30~21:00
Unité 6 – Bilan
第6ユニットまとめ
これは適切な疑問代名詞や指示代名詞を空所に入れる練習問題です。
Compléter avec des pronoms interrogatifs ou démonstratifs.
Li Na et Jean-Louis préparent un cocktail pour la promotion d’un collègue. Ils sont dans un supermarché.
Li Na : On va acheter une tarte. Regardez ! … vous préférez ? Celle-ci ou …?
Jean-Louis : … qui est la plus grande.
Li Na : Il faut aussi du vin. … on choisit ? … ou …?
Jean-Louis : Moi, je ne bois pas de vin. Prenez … que vous voulez.
Li Na : Il faut aussi des verres en carton. J’aime bien … qui sont bleus. Et vous ?
Jean-Louis : D’accord. N’oublions pas les serviettes en papier.
Li Na : … sont très jolies. Elles sont de la couleur des verres.
この授業の生徒は現在一名だけです。興味がある方はお問い合わせください。
フランス語B1レベルの授業は月曜日午後7時30分~9時です。
フランス語B1 10月6日(月)19:30~21:00
Leçon 3 – Unité 2 – Se déplacer en voiture
第3ユニット第2課 車で移動する
今回は今世紀初頭に人気だったミニテレビドラマUn gars, une filleのスケッチの抜粋を読み、自動車の運転や事故に関する練習問題を解きました。この題名の中にあるgarsという単語の語尾のrsは発音しないことに気をつけましょう。また、この単語の見た目上の女性形であるgarceは女性に対する罵りことばになるので使ってはいけません。
Leçon de conduite
Alexandra (Alex ou Chouchou) et Jean (surnommé aussi « Minou ») sont en couple. Alexandra n’a pas de voiture. C’est la première fois qu’elle conduit la voiture de Jean.
Jean (qui explique) : Alors, OK, c’est pas compliqué. Même toi, tu peux y arriver, Chouchou… Alors, tu mets ton pied sur la pédale d’embrayage… tu passes la première et… on y va doucement, tranquille. Et voilà : tu cales !… C’est pas grave… et tu relâches tout doucement. Et normalement, ça va… Ne cale pas !
Alex : Excuse-moi ! C’est la première fois que je conduis ta voiture.
Jean (ironique) : C’est la première fois que tu conduis ma voiture ! Tu n’as pas besoin d’une voiture. J’en ai une. Ça suffit !
Plus tard, Alexandra cherche à se garer.
Alex : Tu crois que j’ai la place, Minou, pour me garer ?
Jean : Oui, ça, tu as la place. Tu as la place pour mettre deux tracteurs et un autobus.
Alex : Qu’est-ce que tu as ? Tu es de mauvaise humeur ou quoi ?
Jean : Non, je suis pressé, Alex. Dépêche !
Alex : Écoute : tu peux attendre !
Jean : C’est fou ! Tu ne sais pas conduire, toi.
Alex : Tu arrêtes de te râler comme ça, sans arrêt…
(Elle finit par faire son créneau)… Voilà !
Jean (il applaudit) : Bravo ! Elle est à trois mètres du trottoir.
Alex : Arrête ! Franchement, tu exagères…
Jean : Regarde !
Alex (elle regarde par la fenêtre) : Attends ! Mais pas du tout. N’importe quoi !
Jean : Mais qui t’a appris à conduire ?
Alex : C’est toi, Minou.
Scène extraite d’un sketch de la série Un gars, une fille, avec Alexandra Lamy et Jean Dujardin.
今回は1970年生まれのミュージシャン、サンクレールの2001年のヒット曲、Ça m’fait plus malを聴きました。授業ではフランス語の歌詞と日本語訳字幕をつけたものを観ています。
現在この授業の生徒は三名です。
このB1レベルの授業はまだ教科書が最初の方なので、興味がある方は早めにお問い合わせください。無料体験授業、見学ができます。
フランス語B2レベルの授業は土曜日午後1時~2時30分、午後2時45分~4時15分の二コマです。
フランス語B2 10月11日(土)13:00~14:30
Unité 4 – Leçon 4 – Trouver des sources d’information
第4ユニット第4課 情報源を見つける
これはパリにあるフランス国立図書館を紹介する動画です。
この授業の生徒は現在二名です。
フランス語B2レベルの授業に興味がある方はお問い合わせください。無料体験授業、見学ができます。
フランス語B2 10月11日(土)14:45~16:15
Unité 5 – Améliorer le quotidien – Leçon 1 – Profiter des innovations
第5ユニット 日常生活を改善する 第1課 最新技術を利用する
これはパリで毎年開催される発明品のコンクール、コンクール・レピーヌについての記事です。
Santé et environnement à l’honneur au concours Lépine
Pour sa 115e édition, le concours Lépine a mis à l’honneur, samedi 7 mai, des inventions qui apportent des solutions pour la santé au quotidien et d’autres qui préservent l’environnement.
Le prix du président de la République — le plus prestigieux — a distingué parmi les 556 inventions en compétition, une application permettant aux personnes souffrant du diabète de suivre de manière plus fiable leur traitement.
Elle a été mise au point par Benoît Mirambeau, un directeur de supermarché de 48 ans dont la mère souffre depuis plusieurs années de cette maladie […]
Créée en 1901 par le préfet de la Seine Louis Lépine pour promouvoir l’artisanat, la compétition a servi de tremplin à de nombreux objets du quotidien, comme le stylo à bille, le fer à repasser vapeur, les lentilles de contact ou l’aspivenin. Le jury du concours prend notamment en compte le caractère innovant des inventions, la possibilité d’un passage rapide en production et leur viabilité économique.
www.lemonde.fr avec AFP, 07/05/2016.
この授業の生徒は現在一名だけです。
フランス語B2レベルの授業に興味がある方はお問い合わせください。無料体験授業、見学ができます。
全ての授業について初回の見学あるいは体験授業は無料です。
以上の授業に興味がある方はこのサイトのお問い合わせページ、あるいはこのページの上下にあるメールアドレスからお気軽にお問い合わせください。料金は90分の授業がひと月4回で12,000円です。二コマ受講される方は、二コマ目が割引料金で8,000円になります。よろしくお願いいたします。
Je vous en prieという短い文にフランス語学習者が発音を苦手にしている子音が四個含まれています。この動画ではこれらの子音の発音の練習の仕方をわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。よろしければチャンネル登録と高評価をお願いします。